鳥になっちゃうブログ

あまのじゃくの独り言

激安ソープの魔力に吸い寄せられた話

 

 

 

今思えば、俺は疲れていたんだ。

 

人間関係、受験勉強、様々なしがらみ、抑圧。俺に対して、一気にのしかかって来た。

 

そして気がつけば、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソープランドの目の前にいた(超常現象)

 

 

 

 

日頃からたまりにたまった疲労で正常な判断を失い、安いからという理由で60分/16000円のソープをノータイムで予約、Fカップの女の子を指名した。

 

こんな値段で巨乳の女の子が買えるんだ、と店までの道中ウキウキしていたのは言うまでもない。

 

 

しかし俺は、これから起こる悲劇など知る由もなかった。

 

 

 

薄暗い店先、おじさんに「予約している矢入ですけど」と伝えると怪しいほどニコニコしながら、中に通してくれた。

 

 

店に入ると料金16000円を前払い、待合室にぶち込まれる。ソープを利用するのは2回目だが、やはり緊張する。

 

気を紛らわすために週刊誌を手に取って、掲載されていた巨乳の女の子の画像を眺めた。

 

 

 

 

見てろよ、今から俺はこのような大きい胸の女の子を抱くのだ。

 

 

 

 

 

「矢入さん」

 

 

5分程するとボーイの人がドアを開け、俺の名前を呼んだ。

 

 

 

おもむろに立ち上がり、言われるがままその男が導く方へついていった。

 

 

 

「こちらです、どうぞ。」

 

 

 

どうやら俺の目の前の、カーテンのその先に女の子はいるらしい。いよいよご対面か。

 

 

俺は何の警戒もせず、カーテンをめくった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにはプロフィール画像の一回り、二回り、太めの女がいた。

 

思わず目をこすった。これは現実か。呆れて言葉も出ない。

 

そこで俺は思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安さ×巨乳=地雷の数式を。

 

 

 

 

俺は初めてソープに行く前、失敗するまいと徹底的に調べ上げていたのだ。そしてそこにはソープを選ぶいろはの、初歩の初歩として値段が挙げられていたのだ。

 

「20000円を切ると、ろくなのが出てこない」、そう書いてあったと記憶している。

 

また「Fカップ以上は地雷」「Fカップ以上は力士」などと書かれていたのを、そこでハッと思い出した。時すでに遅し。

 

 

 

安さに目が眩んで、乳に目が眩んで、1番有り得ない選択をしてしまった自分自身を責め立てた。

 

なんと情けない生き物なのだ。

 

 

 

力士「こんばんは♪」

 

俺「...ばんは(死にかけ)」

 

 

 

 

階段を上がり、部屋に入ってベッドに座る。服は自分で脱いだ(ヤケクソ)

 

 

 

力士「地元の人?」

 

俺「...うす(死にかけ)」

 

 

 

マニュアル通りのクソつまらん会話を適当に受け流し、お風呂へ。

 

 

 

俺はお風呂に入り、歯を磨いた。力士も当然湯船に入る。

 

入水と同時に満杯まで入っていたはずの湯船のお湯が、ものすごい勢いで流れ出し半分ほど減った。さすが力士。

 

 

 

そして俺はお湯に浸かりながら腰を浮かし、口での奉仕を受けた。正直これは気持ちよかった。

 

聞くところによると、この世界に入って3年になるらしく、それなりのテクニックは持ち合わせているのだと感じた。

 

 

 

 

 

次はマットプレイ。ベッドかマットか迷ったが、その肉々しい恵体をどうにか活かせないか、という俺の采配によりマットプレイを選択した。土俵入り。

 

我ながらこの判断は間違っていなかったと思う。

 

マットにうつ伏せになり目を閉じていれば、土俵で力士がせっせと相撲をとっている様を見ることもない。

 

 

 

俺は10分程その出来上がった体での奉仕を受けた。高まる射精感、イキかけていた俺に力士がこう問うた。

 

 

「挿れていい?」

 

 

 

俺も男だ、今回ばかりは膣で射精できる、射精しよう。そう思った俺は挿入を懇願した。ゴムをつけられる。

 

 

 

 

萎えた。

 

 

 

 

 

 今まで元気だった俺が嘘のように萎えた。

 

 

 

力士「小さくなっちゃったね...」

 

俺「んあ...(死にかけ)」

 

 

 

またイケないのか。空虚を見つめながら、俺の目には涙が浮かんでいた。今日の晩御飯は何にしようか。

 

 

そうだ、挿入はやめて、また身体中を愛撫されたなら、そうされたならイケるだろう。俺は力士に全身を使うようお願いした。

 

 

 

 

 

イケなかった。悲しみに包まれながら、行為は終了。着替えに移る。帰り際にキスしてくれた、それさえも悲しく思えてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

帰り道、俺はすごく後悔した。人間、突発的な感情で行動してもうまくいくはずがないのである。

 

 

 

 

そして決心した、こんなバカみたいなことにお金を使うのはもうやめよう、と。